実店舗のカードショップの生存戦略を考える

keeleyです。

実店舗のカードショップ、経営苦しいんじゃないか問題について、思ったことを書きます。

 

フローは

現状分析

課題発見

解決方法

 

の順番で考察していきます。

 

現状分析

まず、この段階では数値や、事実など解釈を抜いたファクトベースで議論をする人の共通認識を作るのが目的です。

 

つまり、話し合いの土台を作るわけです。

 

ところが、僕は知り合いにショップ経営者がいるわけでも、経営してるわけでもありません。

ましてや、実は働いたことすらありません。

 

細かい業務内容や、経営数値など全くわからないので、全部「多分こうだろう」という想像で書きます。

 

いきなり矛盾してますが勘弁してください。

 

主な収益、売上は3つ

  1. パック、サプライの販売
  2. 中古カード販売
  3. 大会運営による収益

 

1について、

売り上げ一仕入れ値(原価)により利益が出ます。

ですが、市場は厳しいです。

まず定価が決まっているので、値上げができません。

そして、Amazonなどのネット販売は店舗を持たなくて良いため、値下げが効きます。

下手したら、エンドユーザーである個人も、株優待を使うと最大40%引きで買うことができます。

 

そもそもどれだけ利益でるんだって話ですが、パッと見たところ粗利20%という表記がありました。(本当かはわかりませんが)

 

つまり一箱5000円で売って1000円程度の儲けということですね。

 

とりあえず、一人分の人件費をまかなうだけでも、一日中8箱くらいは売らないといけんわけです。厳しい。

 

2の中古販売について

仕入れ価格と販売価格が論点になるかと思います。

 

中古カード、シングルを手に入れる方法は2つあります。

 

1つは買取をすること。

要は古物はリサイクル商法なわけですから、売り手にとって価値が下がったものを、安く買取、ニーズのある人に高く販売することで利益を得ることができます。

 

これもなかなか厳しくなってきていますね。

今はメルカリなど個人でものが売買できる時代なのが根本原因です。

 

売り手と買い手の距離が近いため、ほとんどラグ無く買い手が見つかります。。そして、換金率が高い。つまり仕入れ値と売値の差異がほとんどないわけです。

 

カードという商材自体が悪いと思います。

誰かが必要としてる間はみんなが欲しがるため、商品価値が高いですが、一旦弱くなれば全員から需要がなくなりますよね。

 

人気のうちは、需要がどんどん大きくなり価格も高くなります。

一方で、弱くなるとバブルが弾け、単価が低くなり、下手したら売れなくなるので回転率が悪くなり、在庫として眠るわけです。そうなるともはや負債になってます。売れるまで換金できないため、次の在庫が仕入れられないですし、売れないままだと、商品価値もどんどん下がってしまいます。

まるで不良在庫のお手本みたいですね。

 

その逆、安く仕入れたものが、高騰するパターンはほとんどなく、読むのも難しい。

 

2つめの仕入れ方法は、パックを自分で開けてしまうこと。

 

このメリットは、買取を待たなくても、新しい商品を仕入れることができること。

開けたパック全体の値段より高く、シングルの値段をつけることで捌ききれば、安定してプラス収支を出せることです。

 

新弾のシングルは魅力的な商品なので回転も早いと思います。

 

しかし、これもインターネットが発達した情報社会のせいで、価格がもはや自分では決められません。

 

相場に誰でもアクセスすることができるからです。

 

つまり、店都合で価格を決めても、誰も買いません。

 

中古シングル自体が先ほどの不良在庫の件合わせて、うまくやらないと逆に損していくような構造になってしまってます。

 

3大会運営による収益

これはかなりいいです。

なぜなら、人件費と会場費だけで、在庫を持つ必要もなく、商品もサポートを受けられるから。還元をある程度気にしなくていいのは大きいです。

 

そもそも、物品を仕入れて、フィーを乗せて売るというのはあまりいいビジネスモデルではなくなってきています。

 

仕入れ値が相当低いのであれば、利益も出ますが、メルカリせどりが台頭してる今、かなり厳しいでしょう。

 

そもそも基本原則、なぜお金が手に入るかですが、これは顧客に価値を提供しているからです。

パックを小売りで売ることや、シングルを値段つけて売ってくれることの価値はもはや消え去っています。

 

 

 

 

一旦切って次の記事にいきます

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