TIGHT
みなさんテキサスホールデムポーカーはご存知ですか?・・・ってそんなところから解説してやるほど親切ではない!
しかし、ルールも用語も分からないんじゃあ読めたもんじゃないんでここにルールから何から何まで書いてあるすごいサイトを置いておきます。是非見てください。
AJPC2016
9月10日に行われたAJPC(全日本ポーカー選手権)の東京予選に参加して来ました(AJPC東京予選は9/3,4,10,11の4日間に分けて開催されました)。
AJPCは参加費無料の優勝賞金100万というボランティア大会みたいなもんで参加し得な大会です。ちなみに今年で10年目だそうです。自分はポーカーをライブでプレイすることがほぼなくそれこそ最後にトーナメント形式でプレイしたのは去年のAJPCの時でした。
きーりぃさんと受付を済ませて俺たちはグループEで参加することになりました。
前回参加した時は50人中11位で脱落してしまったので今回は予選突破目指すぞ!
グループF人数が少なかったためグループEとFが合わさって総勢67人で7位以上に入れば予選突破という形になりました。
たまたま座ったテーブルがカメラのあるテーブルで後に生放送されていたこと知ります。(始まってから2時間くらいまで勝手に動いてないもんだと思ってた)
せっかくレポ書くならということで生放送の録画の再生時間に合わせてプレイの解説を書いていきたいと思います。
(カーソルで時間合わせられないので再生ボタンの隣にある10秒戻ると30秒進むのボタンを使って見ることをおススメします)
メガネ掛けて白い服の男が僕で見えないですけど隣にいる青い服の男がきーりぃさんです。カードが反射して見えてないから雰囲気だけ感じてください()
スティールしたり対してフロップだけ見て降りた所なんて解説しても仕方ないんで大きくチップが動いたところを解説していきます(捲れたカードが曖昧なパターン多めです)。
5:08:00頃から グループE+F トーナメントスタート
ポイント1 5:28:25頃から
隣に座ってるきーりぃさんがレイズ、自分のハンドはJsTs。ポジションも悪くないのでフロップを見るためにコールするとSBとBBもそれに付いてくる。
フロップ Qs 9c 3s
ストレートとフラッシュのダブルドローだ!単純計算アウツは15でこの時点でトップペアを握られていたとしても60%の確率で勝つことができる。きーりぃさんがポットの2/3くらいの500をベットしてくる。コールかレイズ・・・ドローをヒットさせてから勝負に出るのでは遅い!ここはレイズだ!1200にレイズするとSBとBBは逃げていくがきーりぃさんはコールしてきた。
ターン ブランク(勝負に関係がない札)
状況は変わらずこのハンドで押し切るプランを取ることにする。きーりぃさんがチェックしたところですかさずオールイン!耐え切れずきーりぃさんはダウン。
ポイント2 5:42:25頃から
アーリーポジションからのコールに疑問を抱きつつハンドを確認するとQQ。ここでプレミアムハンドをスロープレイする意味もないので3倍にレイズ。するとコールしていたおばさんだけが付いてきた。
フロップ K87(スーツを細かく覚えてないがこの時点ではレインボー)
ここは素直にCBを打って様子を見る・・・おばさんはコールしてきた。
ターン T(ここでフロップと合わせてハートが2枚見える)
ここで情報を整理して相手のハンド読む。
1おばさんはショートスタックで少し前からオールイン等の攻撃的なプレイを続けている。
2しかし、今回はアーリーポジションからレイズではなくコールで参加してきた。ポジションが弱いということは強いハンドを意味している場合が多いがコールである時点で中途半端な手であることが読める。
3フロップでのコール。Kを持っているならここでリレイズしないのは今までのプレイと違いすぎるしプリフロップのプレイからセットを作られてスロープレイされてるとは思えない。
つまりおばさんはKを持っておらずドローハンドに近いハンドを持っていることになる。
ストレートもフラッシュのドローもあるこの場面でリスクを背負わせずにリバーを見に行かせたくはなかったので強気にオールイン!少し間があってからおばさんはコール!!
おばさんのハンドはAh9h!!!なんとターンのTでストレートもフラッシュも可能性が出てきていた。なんでそのハンドでレイズして来なかったんだと頭を悩ませるも勝率としてはこちらが7割以上あったのでまぁ良しとしよう。
リバー ブランク
何とかドローを交わし大量のチップを手に入れることができた。
ポイント3 6:19:00頃から
ハンドはKK。UTGからのレイズにリレイズを考えるも後ろにプレイヤーが多く控えてることからスロープレイすることにすることにした。このままオリジナルレイザーとぶつかるだけで終わるかなと思っていたらBBが突然のオールイン!さらにUTGもオールインしてくるじゃあないか!KKはプレミアムハンドでありここで勝負しない手はないが2人と勝負するとなると負ける確率はグッと上がってくる・・・でもやはりピンチはチャンス!勝負だ!!
ハンドが開かれる
俺 KK BB A7 UTG A8
勝った!2人がAを潰し合ってる。
思わず手を合わせてお祈りをする。
結局Aは捲れず大勝負に勝つことができた。これでチップは20000を超えテーブル・・・いやこのゲームでのチップリーダーになることができた。
ポイント4 7:45:30頃から
カメラがあるこのテーブルから移動がなかったプレイヤーは俺以外にもいた。画面中央左下に頭が映っているそのおじさんはかなり手強いプレイヤーであることは今ままでのプレイで良く分かっていた。そんなおじさんがショートスタック特有のプリフロップオールインをしてきたわけだが・・・ハンドはQJoさぁどうする?
俺はそのおじさんを信用した。プレイが強い人がショートスタックのこの場面ですることといったらそれは「適切なハンドでのオールイン」だ。この場面であれはオーバーカード1枚だけでも低いペアでも突っ込んで来るだろう、おじさんの強さを信用した俺はコールした!
俺 QJo おじさん K6o
さすがだ・・・その手でしっかりチャンスを見逃さずオールインしてきたあなたは間違いなく強いプレイヤーだ。しかし、この勝負は勝たせてもらう!
フロップに6が見える・・・もうそんなカードは関係なかった。
そしてターンでQが姿を見せた。
オールインしてきたプレイヤーが違うプレイヤーだったらコールはしていなかっただろう、オールインの範囲を広げていると確信できたからこその勝負だった。
おじさんが飛んだ後俺は声を掛けずにはいられなかった。
俺「お疲れ様でした。ずっと同じテーブルにいたんで・・・」
言い終わる前に手札が配られ次のゲームが始まりプレイを強制させられそうになる・・・言葉の詰まった俺の代わりにおじさんは言った。
おじさん「最初は調子よかったんですけどね~後半ダメでした。お疲れ様でした。」
そういうとおじさんはテーブルから離れていった。
今日ここに来てよかったなと心の底から思った時だった。
ポイント5 8:22:15頃から
67人いた参加者はついに10人まで絞られた。10人が一つのテーブルに座り残り7人になるまで戦うことになる。あと少し・・・あと少しというところでその時は訪れた。
ファイナルテーブル1ハンド目 AKo
来た!スタックが少なくなっていた俺にとってはこれはプレミアムハンド以外の何物でもない!ここで勝つことができれば予選突破がほぼ確実になる。
アーリーポジションにいた若いお兄さんが大きくレイズしてきた。
もうやることは決まっていた・・・オールインだ!!!
すかさずお兄さんはコール!
俺 AKo お兄さん JJ
ほぼ五分五分の勝負となった。
フロップにKが見えた・・・が次の瞬間!
J
ここにきて2枚しかないJが捲れてしまった・・・お兄さんのJのスリーカードは俺のトップペアトップキッカーを粉砕したのだ。
結果 10位 予選突破ならず
残念ながらあと少しのところで敗北してしまったが1日を通してポーカーの楽しさを再認識できたためとても満足している。
3時間を超える戦いを終えた俺はきーりぃさんからあるものを受け取った。
俺ときーりぃさんはトーナメントが始まる前に賭けをしていた。
「トーナメントの順位が低かった方が高かった方に会場で売ってるこの限定ディーラーボタンを買ってプレゼントする」
というものだった。
俺はこれを今日戦った証として大切にすることを決めた。
追記1
もっとポイントはあったけど何が捲れたかとかあんまり覚えてないから5つに抑えました。しっかり考えてプレイできてよかったと思います。
反省点としてはチップリーダーになってからチップを守ることを重視しすぎて攻めるべきタイミングで攻めることができなかったのがいけなかったですね。
追記2
毎年夏に開催されるWSOP(ポーカーの世界大会)の2016年の動画を置いておくよ!
みんな見てくれよな!