アセスメントとは
ビジネス用語で
情報を収集・分析し、解決すべき課題を把握すること。
こんばんは。
横文字が嫌いな人が多いみたいだけど俺はバンバン使っていくよ。
その理由を一応考えてみたんだけど、日本語っていうのは日本人が日常生活で使うものだから固有名詞化するのが難しいんだよね。
例えばTCGにおける調整という言葉。この言葉ってよく使われるんだけど実際何を意味してるのって聞かれたら、ほとんどの人は正確に答えることはできないと思う。(というか人によって答えが違う。)
プレイングの研鑽なのか、デッキタイプ同士の相性差を割り出すのか、はたまたリストの枚数調整や搭載するメタカードの選別なのか……
会話もしくは議論の上でこの認識のズレは非常に厄介だ。伝えたいことがきちんと伝わらないのは困る。だから俺は横文字をよく使っている。横文字はきちんと定義が決まっている。もしくは自分できちんと再定義化しているため話したいことをピンポイントで伝えることができるからだ。
広義的な意味で使うなら日本語の固有名詞、
狭義的な意味で使うなら横文字の固有名詞が向いてると思う。
日本語を固有名詞化することが悪いことだと決めつけるのはかなり頭でっかちで偏った考え方だ。実際初めて聞いたとしても語感で大体の内容がつかめるのは日本語の素晴らしいところだ。
そして横文字の悪いところも当然ある。それは双方がきちんと理解してないと文脈が理解できないことだ。基本的に俺が多用する言葉をまとめた記事を書いたことがあったけどあの時は「こんなの初めて聞いた」「いつ使うんだよ…」みたいな意見が結構あった。
確かにいきなりあんなの投げても誰にも需要ないし、読みたくないよなと今は反省してる。しかし、曖昧で広義的な日本語の固有名詞で文を書きたくなかったのである。(これはぶっちゃけ筆者のワガママだ)辞書代わりに適当に色々な単語をぶちこんだのだ。
読んでみたい人はどうぞ。ただものすごく読みにくいし、読んでもあまり為にならない。
何が原因だったのかと自分なりに反省してみた結果、情報量が多くて読む気にならない、使う場面がない、覚えきれないと言った問題点が見えてきた。
一つの記事で一つの単語を解説するくらいでちょうどいいのかなと思ったので今日はこの形式で書いてみる。
アセスメントとは?
今日のキーワードはアセスメントだ。
冒頭でも記述したが、
情報を収集・分析し、解決すべき課題を把握すること
という意味である。
この一文を区切ってみると
- 情報収集
- 分析
- 課題把握
この三つから成り立っていることがわかる。
これを段階的に順序立てて行っていくのがアセスメントするということだ。
これはdmにおける環境読みの過程に類似していると私は考える。
皆さんは環境読みという言葉をどういう意味と捉えているだろうか?
環境の母数?増加傾向?どんなデッキが環境上に存在するか?
全部正解だ。環境読みという言葉はこのすべての意味を内包している。例え、今までこの言葉を使ってこなかったとしても、環境読みという文字列からこういったものであることは簡単に予想がつくだろう。
では、環境読みという言葉を狭義的に捉えてみよう。
トーナメントの環境をアセスメントする
という文章はどういう意味を持つだろうか?
私はアセスメントについてはきちんと定義したつもりだ。
一緒に段階を踏んでみよう。
①まず情報を収集する。
- 大会のフォーマット(形式)
- 過去のトーナメントの環境母数
- 流行り廃りによる各デッキタイプの増加、減少傾向
- 新しく出てきたデッキタイプや構築
- 地域ごとの特性
- 実力者の意見
などなど…
あげればキリがないが、試合に影響する情報というのはそこまで多くはない。有益な情報とそうではない情報を見抜くのも経験やスキルの一つだ。
②集めた情報をもとに分析し、所見を作っていく。
要するに収集した1次データを自分の意見や考察を足してまとめた2次データの作成を行う。
- 出場するトーナメントの環境母数予想
- 勝てると思われるデッキリスト一覧の作成
- 環境デッキの相性(勝率)の検証
- 大会フォーマットの特性をどう言ったデッキが受けられるか
などなど…
ここで作成したものは自分だけの財産だ。今現在、ネットやSNS普及によって簡単に1次情報が集まるようになった。環境読みが優れているプレイヤーと劣っているプレイヤーの差は分析力の差だ。情報を見るだけでは、自分のプレイやデッキ構築にはほとんど影響がない。見るだけではなくきちんと理解する、理解するだけではなくそれをアウトプットしてプレイやデッキ構築に反映していく。それこそが重要なことなのだ。
③課題把握
さて勝つための武器は作成した。しかし、戦い勝利するためには武器を選択し、戦い方を身につけなくてはならない。
課題とは今現在あなたがこなすべきもの、乗り越えなくてはならない壁のことだ。
いきなり課題を発見しろと言われても今まで意識したことのないプレイヤーには難しいかもしれない。なので課題を設定するコツを読んでくれているあなただけに伝授する。
それはギャップを意識することだ。
あなたが理想をする姿と現在のあなたと比べ、足りないものを課題として設定する。これをこなせば理想の姿に近づけるというものを自分の課題として掲げてみよう。
具体例
では、実際にDMGP2ndの私のアセスメントを簡単にここに書いてみようと思う。
①収集した情報
- 参加人数が多い、試合数が非常に多い
- 直前のCS(GW中)の環境母数と入賞デッキタイプ
- フォロワーの研究結果(《next》、《レッドゾーン》、《サソリス》などのセレクト候補のデッキを中心に)
- 環境に存在する主要リスト
②分析結果
- 予選は何回戦で何勝すれば抜けられるのか
- セレクト候補のデッキタイプの各環境デッキに対する勝利率
- 去年と同じ15分引き分けは敗北扱いというルールであれば、どう言ったアーキタイプが有利であるか?
- 母数を考えると全体的なプレイヤーレベルの低下、ローグ(地雷デッキ)の増加が予想される。→デッキパワーの高いデッキが有利か?
など
③課題把握、設定
私はプレイングがうまくない、そしてデッキパワーの高いデッキを現在所持していないという設定にしよう。
- どのデッキタイプで出場するかをセレクトする
- カードを集める(調整用のカードも調達しておく)
- 仮リストの作成、今回はデッキパワーの高さを最高に保つことを意識する
- プレイング練習。自分の勝ちパターンはもちろん、相手によっての対処の仕方をきちんと学ぶ(自分の弱点であるため他の人より時間をかける、ないがしろにしない)
- 同時に勝率を取る
- デッキパワーを落とさないことを前提として余った枠をどのデッキに寄せるかを検討する
- リストを変更する(勝率が希望のラインに届かないのであればデッキ選択をやり直す)
今回はローグが多いのでデッキパワーを高めることを最大条件にした。通常であれば、thier1(環境に1番存在している人気のデッキ)に対して有利がつくデッキを選択することなどが挙げられる。
なんか書いたことがあるような気がしたと思ったら昨日思いっきり同じような記事書いてた。なんで俺GPでないのに二回も環境読みしてるんだろう?
結論
アセスメントとは環境読みの一種のフォーマット(形式)のようなものだ。まあ、普通にデュエマしてたら絶対会話に出て来ない言葉ではあるがこのプロセスを頭の片隅にでも置いておくと環境読みの精度を上げる一助にはなるかもしれない。
俺は最近プロセスを重視することにしている。今現在の環境で高い結果、パフォーマンスを上げていたとしても環境が変わって勝てなくなりましたじゃお話にならない。環境が変わっても、ゲームが変わっても、ゲーム以外でも、効率のいいプロセスというのは不変で原則に従っている。
またアセスメントという言葉は一般的なビジネス用語なので学生の皆さんは社会に出た時に業種によっては頻繁に使うことが想定される。特に医療従事者は必ず使うことになるはずだ。覚えておいて損はないので、ぜひ覚えておいてほしい。
最後まで読んでくれてありがとう!!
Thank you for you! Good luck!!