そんな事は改めて言うまでもなく1つしかない。
まず、旨い飯を食え!!
結果の是非によらず、お互いの健闘を讃え、1日使い切った脳と肉体に活力を補充するのだ!
肉は良い!腹ペコ状態でかぶりつく肉厚なステーキなど最高だ!!
素材本来の旨味を感じるのも良いし、甘辛いタレに絡めて食欲を限界まで刺激しても良い。
君が食らった生命は、新たな肉となり血となり、君をさらに強くする。
口いっぱいに広がる肉汁をオカズに白飯を空きっ腹にかきこむ!
やはり日本人は分厚い肉と白いおまんまよ!!!
麺もまた良いだろう!これでもかと何時間も煮込まれた濃厚なスープにもっちりとした麺を絡めて喰らう!
湯気すらも最高のご馳走だ!
チャーシューが旨ければなおよし!!
その丼には店主のこだわりや主義、思想が詰まっている。
だが、食べる時に決して評論家気取りのスタンスでいてはいけない。
これは強者による一方的な捕食ではない。
魂と魂、存在と存在がぶつかり合う、いわば決闘なのだ!!!
そして食事をしながら、または終えた後に仲間たちと大いに語り合おう!
今日、交えた敵がどれ程強大で恐ろしかったかを…
今日、目の当たりにした新たな発想を…
今日という日に、どれ程刺激的で、日常とかけ離れたスペクタクルな興奮を得られたかを…
今、この瞬間に、生きていると言う実感を感じてくれ!!!
本題
楽しむのは大切だが、そんな事をしても強くなれないであろう。
本題に入ろう。
まずはじめに、CS終了後には色々な情報が解禁される。
それは、メタゲームの環境分布だったり、上位入賞のリストだったり、強プレイヤーのレポートだったりする。
この情報を上手く活用するのが次の結果に繋げるポイントだ。
これを怠ってはならない。
1.分布表を読み取る
さて、今回のトーナメントは君の予想していた仮想メタゲーム分布と合致していただろうか?
この予想は経験によるものが大きく、歴戦のプレイヤーでも、精密な精度で予想する事は難しい。
地域によって大きく特性が変わる事も少なくない。
しかし、研鑽し続けるしかないのだ。
増えたデッキタイプ、減ったデッキタイプを観察し、どうしてそうなったのかを自分なりに仮説、検証する事が大事だ。
今まで全く気にした事がなかったというプレイヤーには、今すぐ直近のトーナメントの分布を印刷してトイレにでも貼っておく事をお勧めする。
2.新しいアイデアを探す
トーナメントというのは競技的なスキルを試す場だが、同時に新たな発想や構築の発表の場でもある。
少なくともトーナメントにそのリストを持ち込んだプレイヤーは、勝算があって持ち込んでいるのだ。
結果を残して居ないからと言って切り捨ててしまうのはあまりに惜しい。
結果を残して居ないというのは、単にそのリストが弱かったという理由に直結しているわけではない。まだ、誰も注目していないので、シェアされず、燻っているだけの可能性もある。
そのリストに初めてスポットライトを当てる栄誉あるプレイヤーは、あなたかもしれないのだ。
3.上位リストの構築を深く理解する
上位リストがそのメタゲームによる解答だったから結果を残したとは限らない。
読み間違ったが当たり運が良かった。
数がとても多かったので生き残りやすかった。
色んな要素が絡み合って、結果的に勝ち上がったにすぎない場合も多く存在する。
メタゲームの分布表と見比べた時に、優勝したデッキよりもベスト8のデッキの方が環境への回答として優れている場合が非常に多い。
順位の数字に惑わされてはいけない。
いずれの場合もそのリストに対する深い理解が必要不可欠だ。
また、入賞したデッキタイプは増加する傾向にある。これから多く当たるデッキタイプという事を鑑みても、研究するに越した事はない。
大切な事なのでもう一度いう。
環境分布を分析した上で、そのトーナメントがもう一度全くの同条件でやるとして、貴方は優勝レシピを握るだろうか?
答えは大抵の場合はNOだ!!
大抵はさらに改良されたものか、全く別のデッキタイプのリストが完全回答となるはずだ。
最後に
メタ環境は連続した事象であり、ある意味生き物だ。
必ず前後にそうなった原因や理由が存在する。
それを正確に読み続け、完全解答に限りなく近いものをメタ環境に叩き続けるのが調整者、チューナーの本領となる。
0から1を生み出すビルダーや、機械の様にロジックや数学的見地から適切なプラン選択を必要とされるプレイヤーとは、また違った領域での戦いだ。
別の種類のセンスが必要とされる。
この記事を読んでくれた人が新たに心構えをし、調整者としてのレベルアップに挑戦してくれる事を祈る。
追記
美味しいもの食べてる時が、1番デュエマやってる!って感じする。