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red zoneに反旗を翻す


発売前、本当に強いのかとさえ噂されたそのカードは、トップメタにとてつもない衝撃を与えた。

ドキンダム
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このカード1枚によってred zoneは大幅強化され、栄誉あるtier1の単独奪取に成功したのだ。
以来CSで傍若無人に暴れ続け、今日に至るのである。

しかし、他のデッキタイプもただ指を咥えて見ていたわけではない。
この余りに暴力的なデッキに対抗すべく、研鑽を続けている。

そこで今日は、赤単レッドゾーンの簡単なデッキ分析と、このデッキ以外を使って、環境に新たな風を吹かせたい人に向けて、今注目のデッキを紹介したい。


red zoneというデッキ

まずはリストを見ていただきたい。

4 x 一撃奪取 トップギア
2 × 轟速   S
4 x 轟速 ザ・レッド
4 x 轟速 ザ・ゼット
4 x 轟速 ザ・マッハ
4 x 轟く侵略 レッドゾーン
4 x 超音速 ターボ3
4 x 熱き侵略 レッドゾーンZ
4 ×ボルシャック・ドギラゴン
1 x 革命の鉄拳
4 x 暴走龍 5000GT
1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX


red zoneというデッキタイプは一体どのアーキタイプに属するのだろうか?


トップギアを絡めれば安定した4キルプランを取る事ができ、速度で轢き殺すオールインが基盤のように見える。

が、もしトップギアを引き込めなかったしても、ターボ3のハンドリソース回復によって侵略という脅威を粘り強く連打することが可能になる。
この継戦能力の高さはミッドレンジと言えるだろう。

さらに、それさえも封じ込まれてしまったとしても、禁断解放やGTをトップドローすることによって大型のファッティを叩きつける事ができ、一気に勝利をもぎ取る可能性が残されている。
フィニッシャーとしての力を見ると、マナを伸ばさないビッグマナの側面も持っている。
ドキンダムはボルシャックドギラゴンを革命0トリガーで相手ターン中に禁断解放する事ができ、擬似的なストップ系トリガーと同じ役割を持つことも出来る。

このデッキは3つのアーキタイプを内包しているが、これらは、相手のデッキタイプによって切り替えられるのではなく、奇妙な事に同居し、同時に進行し、こちらに死を押し付けて来るのだ。

あえて名付けるなら、オールインの速度を持ち、ミッドレンジの様な物資補給を可能とし、停滞した戦線をこじ開ける重戦車まで内包するオールレンジと言ったところか。

さらにこのデッキの優れる点を挙げるのであれば、選択出来るプランが少ない事が挙げられよう。
取れるプランが少ないと聞くと「それはデメリットなのでは?」と思う方も多いかもしれない。だが、デュエルマスターズというゲームは違うのだ。
取れるプランが多岐に渡るほど、プレイヤーは間違ったプレイプランを取ってしまいがちだ。初心者ならなおさらミスプレイしてしまうものだが熟練のプレイヤーでも1試合を振り返った時にノーミスでプレイを終えるというのは、中々に難しいものだ。

ならば取れるプランは強力無比なものがたった1つあれば良い。

red zoneとはそれを正しく、体現しているデッキなのだ。
このデッキは使い手をいい意味でも、悪い意味でも選ばない。
素人を玄人に、玄人を素人に変えてしまう。

かつて、島津の武将が農民に銃を与え、百戦錬磨の騎馬軍を葬った話をご存知だろうか?
red zoneというデッキは、剣や槍の時代から銃の時代へ移っていった様に、扱う物を選ばない、言うなれば革命的な武器なのだ。
ちなみに武将の下りは適当にでっち上げた嘘だ。良い子のみんなは信じない様に。



一見完璧に見えるred zoneだが、弱点は無いのか?
あるにはある。

  1. フィニッシュ手段をダイレクトしか持たない。
  2. 禁断解放後にドキンダムを除去される。
  3. ターボ3を封殺されるとリソースを全く伸ばせない。
  4. 多くの脅威を進化に頼っているため、進化元がないとデッドドローの割合が高い。

フィニッシュをダイレクトに頼っているため、盾を割るリスクが必ず存在する。
オールイン気味に殴っていけば相手のハンドリソースを必ず増やす事になるし、ワンショットキルを狙うにしても、規制されたとはいえ天門などの一枚のトリガーでループに入るデッキに対しては分が悪い。

試合が長引くと手数の少なさから必ずドキンダム解放の時がやってくる。
ここに除去トリガーや斬隠オロチを当てる事により特殊勝利する事が出来る。

リソースの確保をターボ3に頼りきっているため、ファンタズムクラッチやトリガーなどで効果発動前に除去してしまえば、red zone側の手札とボードを大きく奪い去る事が出来る。

一回ハンドレスボードレスの状態にしてしまえば有効札はGTとザ マッハくらいのものでその間に体勢を整えれば大きく勝利に近づけるだろう。

だがしかし、ハンドレスボードレスまで持っていく条件も厳しく、相手のトップが早い段階で噛み合ってしまうと、こちらが有効手段を抱える前にキルされてしまうため、確実に殺しきるデッキが未だ出ていないのが現状だ。

ここまでつらつらとred zoneについて分析してみた。
red zoneってやっぱ tier1だけあって強いな、これ握ればよくね?って人も中にはいると思う。
素晴らしい決断だと思う。
だがその前に、このデッキを選択するにあたっての最大の問題点を語らなければならない。それは…

同型のマッチアップが5割

要するにジャンケン勝ったもんがちのクソゲーなのだ。
構築の差が出ず、プレイングの差も出ない。
さらに環境母数最大ときたら、デュエマしに来ているのかジャンケンしに来ているのか分からなくなる。
その点を十分承知してから、是非決断をしてほしい。

red zone以外のデッキで環境に切り込む

さて、ここまで読んで頂けたら薄々気づいているかもしれないが、red zone以外で環境に挑むには構築のセンスやプレイング練度、覚悟が必要だ。
red zoneは強い。ぶん回ると手がつけららない上に、制圧したと思ってもトップカード1枚でキルされてしまう可能性が常に存在する。

それでもred zoneに反旗を翻し、勇敢に挑もうというプレイヤーの為に、既存のred zoneを討取る為に開発されたデッキをいくつか紹介していこう。

dead zone

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復讐 ブラックサイコ
超次元 ガロウズホール
超次元 リバイブホール
フェアリーシャワー
斬隠オロチ

このデッキはデッドゾーン発売後のおやつCSでレッドゾーンを取る為に開発され(たらしい)、急速に広まったデッキタイプだ。

超次元から勝利のガイアールカイザーを繰り出し、相手クリーチャーにアタックしながら侵略宣言、サイコでハンドを、デッドゾーンでボードを根こそぎ奪う事が出来る。
また、ガロウズホールで自身を対象に取ることで、同じプランを取ることができるし、ヴォルグサンダーを採用することで、LOプランを取ることも出来る。

また、フェアリーシャワーやライフといったred zoneの速度域に間に合わせるカードを採用することで、当時はワンショットプランを取らず、刻んでくるred zoneも多かったので初見殺し性能も高かった。(現在もターボ3が突っ込んでくる可能性があるので、有効札である)

また防御札としてオロチを採用しており、考えなしの禁断解放を牙にかけたり、自身のサイクリカを呼び出し、ホールから逆転することも多い。

最近ではダメ押しのトップドローを封じる為に、ガンリキインディゴカイザーやリュウセイインザダークなどのボードロックカードが採用される事も多い。

決まった時のポテンシャルは非常に高いが、複数枚の侵略とホールを手札に抱えなければいけない構造上、必要パーツが集まらず沈んでいく事も多い。

ステロイドサンマッド

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S級原始 サンマッド
その子供、凶暴につき
単騎連射 マグナム
未来設計図
龍覇 グレンモルト
天真妖精 オチャッピィ
超次元 ボルシャックホール

特にメタったわけでは無いが有利がつくのではと噂されているのがこのデッキだ。

速度域ではred zoneに一歩劣るものの、サンマッドやモルトによる打点形成力+除去能力に加えて、未来設計図から単騎連射を着地させることでred zone側のボルシャックドギラゴンを筆頭としたクリーチャートリガーを封殺することが出来る。

さらにボルシャックホールからのばら撒きや序盤のマナ拡張の為のウィニーを、素早い打点やサンマッドの進化元に変換する役割を持つ子供がred zoneの侵略やその進化元のクリーチャーにラグを与える。
これらを活用してred zoneとの元々の速度域の差を縮めて、詰めきることができる。

red zoneとはまた一味違ったパワフルな注目のデッキだ。

青黒ハンデスコントロール

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アクアベララー
ファンタズムクラッチ
超次元 リバイブホール
特攻人形ジェニー
西部人形ザビバレル
人形の裏技 ペットパペット

このデッキタイプは昔から存在するが、未だ色褪せることはない。
ロートル達の組み合わせで、若いカードに立ち向かっていく姿にはいつだって、勇気と激励を貰っている気持ちになる。

注目すべきはファンタズムクラッチの存在だ。このカードが対red zoneのキーカードとなっている。
ブーストを持たないこのデッキは速度域ではred zoneに追いつくことはできない。ハンデスというデッキタイプは、相手の速度を落として相対的に追いつき、追い越し、最後には相手の速度を0にまで追いやるのだ。
ただし、ターボ3の着地を許してしまうと相手のボードとハンドが伸びきってしまい、こちらが追いつけなくなってしまう。
逆にターボ3にクラッチを当てることが出来れば相手はハンドとボードの両方を失うことになるのだ。

ターボ3さえ返せてしまえば、後はハンドレスボードレスの状態までもう一息だ。

さらにベララーによるトップ操作で相手のトップドローを全て進化クリーチャーに変えてしまおう。
ここまでくれば、トドメを刺すことなど赤子の手を捻るより簡単だ。


最後に

red zoneは環境を大きく塗り替えた。
だがそれと同時にまだまだ、やりようはあるのだ。

新しいエキスパンションの発売もそろそろだ。新しいカードプールの中にも、妥当red zoneのヒントが隠されているかもしれない。
たゆまぬ努力と模索により、新たなデッキタイプが君たちの手によって発掘されることを楽しみに願っている。



追記

クソ環境飽きた(´・_・`)